不動産屋に相談、査定・売却のアクションから売却まで

 

土地売却をするときにはまず情報収集をして、相場を知っていると売りやすくなりますね。
ここでは、査定の方法や、査定が調べられるサイトを紹介しています。


便利!どんな不動産も複数の会社で査定できる「一括査定」

 

2、30年前は今のようにスマホもないし、誰もがパソコンを使う時代でもありませんでしたよね。
そういった時代の土地取引、家の売買って、地元の不動産会社に出向いて相談するくらいしかなかったんだろうなと思いますが…。
でも今では今回調べたみたいに、インターネットで検索をかければ、土地や戸建て、中古物件の値段もある程度把握できます。

 

しかもさらに、「売りたい」と思ったら一度の入力だけで、複数の不動産会社に査定をお願いできるサイトまであるんですよね。
このようなサイトのメリットは以下のようなものがあります。

 

  • 登録されているのは、信頼できる業者だけ
  • 複数の業者に査定に来てもらっても、査定について費用はかからない
  • 何軒も不動産会社にいちいち足を運ばなくて済む
  • 100万件以上ものたくさんの査定実績がある

 

これは個人的な印象ですけど、不動産会社を経営してる人って、成金っぽいっていうか、お金持ちが多い感じしますよね。
ということは、やっぱり土地や物件の取引をする不動産会社は「儲かる」ということ…素人の所有者が何もわからず地元の不動産に相談するだけでは、正直その土地や物件の「実際の相場」はつかみにくいですよね。

 

そう考えると複数の業者にフラットに査定してもらえたら、それだけでも「相場観が掴める」わけです。

 

今回使ってみたサイトはこちらの不動産一括サイト!

 

「不動産一括査定サイト」といってもけっこういくつかあります。
今回うちで使ってみたサイトをちょっとだけご紹介しておきますね。

 

不動産一括査定サイト「イエウール」

 

入力はそんなに難しくないし、一回詳細を入力するだけで、複数の不動産会社が連絡してきてくれるのでいいですよ。
全国で1200社以上の不動産会社が登録しているそうですし、大手とか地元に強い会社が連絡してきてくれるので、いちいち不動産会社を探さなくてもいいのも楽です。

 

査定に来た会社の印象、対応は…?

 

不動産会社から連絡が来ると、査定に来てもらう日をすり合わせることになります。
時間はある程度こちらに合わせてくれたので、そんな問題はありませんでしたが、例えば売りたい土地や物件が自分の暮らしてるところから離れているのなら、こういう日程は複数の会社を集中させて進めるほうがいいかもしれませんね。
いちいち一社ずつ出向いていたのでは、こちらの労力も無駄ですしね。

 

さてさて各社の印象はこんな感じです。

 

A社

 

来たそばから、「ああ~…」みたいな表情をしてましたね…。
なんでしょう、その段階であんまりいい印象を持たれてないなぁ…という感じでした。
でもある程度うちも下調べして相場がどのくらいなのか予想はしてたので、どんな査定をされるのかドキドキでした。

 

時間もそんなかけず、「ここなら土地代だけですね~」といういい方でした。

 

B社

 

とても低姿勢で話のしやすいセールスマンが来ました。
不動産会社もこういう担当の人の性格とか対応で、ずいぶんと印象が左右されるものなのかもしれないですね。
ただA社がなんだかなぁという印象だったので、この時は思い切って「相場とか坪単価、けっこう調べてますアピール」をしました。
これが吉とでるか凶と出るかはわからなかったのですが…。

 

でもとにかくB社は低姿勢だし、対応も好印象でした。

 

C社

 

個人的には、そこそこ名前の通ったC社が一番親身になって話を聞いてくれた印象でした。
また今後どのように売却していくべきか、というような相談をしてみたところ、早々に古家を取り壊すよりは、まずこのままで売却を進めたほうがいいということとか、この会社は「買い取り」も行っているという話も聞くことができました。

 

 

おじいちゃんの古家付き土地の査定額は…?!

 

一括査定を申し込みしたら、すぐに2社ほど連絡をくれました。
都合3社が連絡をくれたので、3社とも見積もりをしてもらうことにしました。
うちの場合は、古い家だしもし仮に誰かが購入してくれたとしても、つぶして建て替え使うんだろうと思ってたんですが、来てくれた会社といろいろ相談したら、「とりあえずは、そのままの現状渡しでいい」と言われました。

【査定額】

 

  • A社    … 1100万円
  • B社    … 1300万円
  • C社    … 1480万円
  •  

  • 当初予想  … 1350万円

 

見てください。

 

3社でこんなに違うんですよね。
正直これにはびっくりしました。
A社とB社の見解はだいたい同じような感じでした。
立地については接地している道路は悪くないものの、家はもちろん価値がなく、土地代だけだけど、更地にする費用が嫌われるであろうと。
「古い家があることで印象が悪い」といった感じのご意見でした。

 

そんな中でもC社が思ったより高い値段で提示してくれましたので、C社にお任せして、売却を進めることにしました。

 

でもここからがまた大変で…苦戦しました

 

解体費用は100万円ほどかかる!助成金は?

 

売却の話を進めるにあたって、まず査定額に少し色を付けて、「1530万円」で売りに出すことになりました。
手続きをし、いざ不動産のサイトに掲載…となったものの…実はなかなか興味を示してくれるかたがいませんでした。
1か月…2か月過ぎ、さすがにまったく興味を持ってくれるかたがおらず、ちょっと厳しいかなと焦り始めました。

 

そんなときにやっと一組だけ、見に来たいというかたが現れました。
そして日にちを決めて、見に来ていただいたのですが…けっこう時間をかけてみていただいたものの、結果的には「見ただけ」となってしまい、購入には至りませんでした。

 

そんなこんなで担当のスタッフさんと相談し、「更地にして」売ることを考えるようになりました。
というのも、やはり更地だと圧倒的に見に来る数が違ってくると言われたからです。
更地にするには100万円ほどかかることを調べて知っていたので、まずは今のままで売れたら…と思ってましたが、甘かったと感じたので、ここから解体業者に見積もりをしてもらい、更地にすることにしました。

 

これに関しても自治体などで「古家の解体費用の助成金」というのがあることを調べて知ったので、土地がある市を確認したのですが…残念ながらここではやっておらず。
仕方ないですが自腹でおよそ100万円の解体費用を出して、更地にしました。

 

もしこれから古家がある土地で更地にして売却しようと思っているかたは、古家の解体の費用の助成がその自治体にないかどうか、確認されることをおススメします。

 

解体後の価格を1480万円にして再掲…すると!

 

解体し、更地にしてから、改めて不動産情報サイトに再掲してもらいました。
価格も100万足が出たし痛かったのですが、当初の査定額の「1480万円」でやってみることになりました。
すると…これが驚きなんですが、すぐに見に来るかたが現れたんですよね…。

 

やっぱり古い家があるのと更地とでは、印象がずいぶん違うものなんだと改めて感じました。
ここから何組か見に来ていただき、複数回見に来られたかたが、めでだく購入、となったんです。
時間はかかりましたが、更地にするお金もかかったので、なんとか査定してもらった額で売れてよかったです。
もともと坪単価からこのくらい、と思ってた値段よりは高く売れたので、良しとしないといけないのかもしれませんしね。

 

土地の売却には手数料もかかる

 

売却が決まって喜ばしいと思ってましたが、不動産会社には頑張ってもらった分「手数料」を払わなければなりません。
うちは売却価格から計算して「50万円」を支払いました。

 

手数料に関しては上限が決まっているものの、その会社が決めている割合となっている場合もあるみたいですね。
でもこのくらいかかるのはまあしょうがないよね、と思いました。
いずれにせよ、売買契約書を相手のかたと交わして、手付金を頂いて、かなーりほっとしました。

 

後日滞りなく、売買は終えられ、土地のことをあれこれ考えることから解放されました。