気に入った土地が出てきたので新しく土地を買い替える
土地を買い替えるケースについて紹介します。
土地を買い家を建てる…ということは、人によっては「一生に一度」の大きなイベントという場合もありますね。
もし家を建てたら、おおよそほとんどの人が、そこを終の棲家にするつもりで、相当慎重に話は進めているはずだと思います。
しかしまれに、この土地で家を建てよう…と土地の購入まで済ませたあとになって、もっと理想に近い土地が出てきた、というケースも…。
こういった場合、長い目で考えたら、やはり理想に近い土地を再購入すべきなのか…迷うところですが、多少損をしたとしても、長く暮らすのだから、と買い替えるケースもなかにはあると思います。
ここではそういったケースでの収支やメリット、デメリットがどういったことがあるか、についてみていきます。
土地を買い替えた時の収支と費用について
土地を買い替えるときに収支はどうなる?
いったん購入して保有している土地を売って、新たに別の土地を買い替える場合、どういった収支になるでしょうか。
諸々の費用がかかりますので、仮に思った以上の価格で売れたとしても、プラスになることはそうそうないと思われます。
売却したときにかかるお金
印紙代 | 規定による |
---|---|
仲介手数料 | 不動産を介して売却ができた場合必要。200万までの金額で5%、200〜400万の間の金額で4%、400万円〜の部分で5%程度 |
登記費用 | ローンを売却したお金で返す場合など |
司法書士代 | 抵当権抹消や所有権移転など、専門家にお任せする場合その報酬数万円程度 |
売りたい土地を自分が買い手を見つけ出して売れれば、仲介手数料なども必要なくなるということですが、そんな簡単ではありませんので、基本は地元の不動産会社などを通して売却ということになります。
次に改めて見つけた土地を買うときにかかるお金も見ておきましょう。
新たに購入したときかかるお金
仲介手数料 | 不動産の仲介で購入した場合発生 |
---|---|
ローン手数料・保証料 | ローンを組んで購入する場合必要 |
印紙代 | 規定による |
不動産取得税 | 購入した金額による |
登記費用 | 抵当権をつける場合とそうでない場合により異なる |
司法書士代 | 専門家に依頼した場合その報酬が発生 |
購入するときも、諸々の費用があらためてかかってくることが分かりますね。
最初からこの土地がベスト、と感じてナットクして購入できていれば、こういった諸々の費用が掛からなくて済むわけですね。
とはいえ、やはり土地を買い、家を建てて暮らす期間はここから何十年も…ということですから、ココ、と思えるところであるほうがいいことはいいわけですが…。
住宅不動産【買い替え特例】で税金が先延ばしできる
- 自宅を次に売却するまで譲渡所得への課税を先延ばしできる
- 売却価格より高い住宅に買いかえれば課税されない
- 次に売却するときに繰り延べた譲渡所得が加算される
参照:国税庁-No.3355 特定のマイホームを買い換えたときの特例
売却価格より安い住宅に買い替えた場合は?
(1) 収入金額の計算
売った金額 - 買いかえた金額
(2) 必要経費の計算
(売ったマイホームの取得費+譲渡費用)×((1)÷売った金額)
(3) 譲渡所得の計算
(1) - (2)
買換え特例を利用するための要件は?
- 自宅を売ることが前提
- 2年以内に3000万円控除を受けていない
- 売却価格が1億円以下である
- 居住期間が10年以上で所有期間が10年以上
- 次の購入建物の床面積が50平米以上
- 自宅を「売った年」「前年」「翌年」の3年間の間に買い替える
- 新しい自宅に入居する期限が、自宅を購入した時期により次の通り。
(1)売った年かその前年に取得したときは、売った年の翌年12月31日まで
(2)売った年の翌年に取得したときは、取得した年の翌年12月31日まで - 新しく購入した住宅が「耐火建築物の中古住宅の場合」築25年以内
- 親子や夫婦など特別の関係がある人た適用されない
- 売った翌年に確定申告が必要
土地の買い替えのメリット・デメリット
取得した土地を売却し、新たに気に入った土地を買うことのメリット、デメリットはどういったことか。メリットは、やはり自身がよりナットクできること、これに尽きるかと思います。
デメリットはやはり登記や契約など、手間が多くかかることや、諸々の費用が改めてかかることなどでしょう。
土地を買うのは、日用品を買うような感覚でできるものでなありませんし、手続きも煩雑でかなりいろいろ手間もかかるもの。費用とともに、手間や気苦労もかかることはデメリットといえそうですね。
●先に購入した土地の「契約」を確認すべし
土地をいったん入手し、その後になって改めてもっと理想的な土地が見つかった場合、もちろん先に所有していたものを売却し、新たに見つけた土地を購入するのは自由です。
しかし、先に入手した土地が、「建築条件付き」であった場合は、そう簡単に買い替え、というわけにはいきません。
「建築条件付き」の土地とは、市街地などでモデルルームなどが先にできていて、売り出されているそばなどに土地があり、モデルルームを施工した建築業者にて、数か月の間に建築することを条件として、売買されるケースです。
このような土地を見つけて入手していて、新たに理想的な土地が見つかったとしても、条件付きだった場合は建築会社もそれにむけ準備が進んでいるなどで、キャンセルした場合、手付金以上の違約金やそれまでにかかった費用を請求されることも珍しくありません。
こういった場合にどうしても買い替えたい、となると、想像している以上のコストがさらにかかると思っておいてよいと思います。
またこのような契約だと、簡単にキャンセルできるかどうかも、微妙なところでしょう。
まとめ 多少費用がかかってもいいなら、買い替えもあり?
「建築条件なし」の土地であれば、もちろんもろもろの費用で足がでることは間違いないですが、理想とする土地が見つかったらそちらを再購入、手元にある土地を売却してもよいです。
このように後になって理想的な土地を見つけてしまう人ほど、家に対する「理想、こだわりが強い」ものだと思いますので、そういう人が妥協して元の土地に家を建てて暮らすのを、強くおススメはしません。
ほとんどの場合で「一生に一度」といわれるのが「家を建てること」ですから、いずれにしても自身がナットクできるところで、決断することでしょう。
↓↓↓↓このサービスで事故物件を取り扱う業者が探せる↓↓↓↓
住んでいる地域の業者と繋ぎます。
一括見積りで売却価格が1,975万円→2,460万円
初めより売却価格が【485万円高く売れました!】
不動産価値は不動産屋さんによって変わります!
※「イエウール」の公式サイトへ行きます