空き家解体の補助金・助成金制度について~どんなのがある?

 

古い空き家が建っている土地は、売りたくてもなかなか思うような高値がつかない、という場合が多いようですね。でも実は、空き家を解体するのに「助成金」「補助金」の制度があるようなんです。
ここでは空き家解体に関する補助金や助成金の制度についてみてみましょう。


土地は更地で、ライフラインなどの整ったものだと、買う側も家を建てるのが容易なので、買い手がつきやすいですし値段も納得できるような高値になる可能性がありますが、古家があると、買った人がそれを解体したあとに家を建てることになりますよね。そうなると解体にかかる費用が発生するため、その分安くしないと買いたくない、と敬遠されてしまうのです。

古家がある土地は売れにくい…でも空き家の解体の費用は馬鹿にならない!

 

土地は所有している人が「固定資産税」を払う義務がありますよね。
家などが建っている土地の場合は、この「固定資産税」は更地の場合の「6分の1」程度となるので、親族が住んでいた古い家が建っている土地を相続したあとも、すぐどうするか決めかねている場合、解体費用をかけて更地にして所有してると税金が跳ね上がるので、放置したままの人が多いんです。
しかも更地にするには「解体費用」が結構な額になるので、上下で損という感じ。

 

一般的な家を解体するのにかかる費用は、安くても数十万から数百万ほどもかかるといいます。
空き家の解体費用って結構馬鹿にならない額なんですよね。

 

古い家がある状態の土地は、更地の状態の土地と比べると、立地や広さなど同じような条件だったとしても更地のほうが断然有利。
とはいえ、更地にする費用を先にかけてから、いざ売却…と思ってもそこで思うような金額で土地が売れないと、結局損になるわけで、悩ましいところなんですよね。

 

空き家解体に「補助金」「助成金」が?!

 

数十万から数百万という単位でかかる空き家の「解体費用」…土地の所有者としては頭が痛いですよね。
でも実は、古い空き家を解体する場合に、自治体などの「補助金」「助成金」の制度があるのです。
一定の条件を満たす必要はありますが、かなり大きな金額の補助があるので、これは使わない手はないですよね。

 

ただ、これ…どの市区町村も一律にはやっていません…例えば筆者が暮らしている隣町「N市」ではあったのですが、筆者が暮らしている市では助成金がありませんでした…(貧乏な市みたいなんで…)。
また、一定期間にいくらまで、と予算が決まっていることが多く、募集期間もそう長くありません。

 

たいていの場合、毎年その自治体での予算にいくらいくら、と組み込まれる感じになっているようですので、次の年のその時期に差し掛かる前くらいに、自治体に問い合わせをしてみてもいいかもしれませんね。

 

「N市」の情報をみた限りでは、募集期間は4月の末から予算一杯までか8月末までといった期間。
情報も市のホームページを常にチェックしておくなどしないと、手に入れるのは容易ではない感じですので、今後解体費用の助成を受けたいというかたは、自身の自治体のホームページを毎月まめにチェックしておくなどすべきかもしれません。

 

【チェック!】

  • 検索方法は 「古家 解体 助成金 〇▲市」 など
  • 情報はこまめに自治体のホームページをチェックすべし
  • 期間が短いうえ、予算上限になると締め切られる

 

空き家解体の助成が受けられる条件は…?

 

空き家の解体で助成が受けるには、一定の条件を満たしている必要があります。
古くない家の場合は、解体する必要性がないため、条件に合わない、というような主旨に沿った物件だけが該当するということみたいですね。

 

【古家の解体の助成が受けられる条件】

  • 人が暮らしていない「空き家」状態であること
  • 空き家の老朽化のレベルが自治体の基準を超えていること
  • 昭和56年以前、など、自治体が線引きした期間以前に建てられた物件であること
  • 助成を申請した者が、税金の滞納をしていないこと
  • 申請者の前年の所得が1千万円以下であること
  • その他自治体が定めた条件を満たしていること

 

自身の自治体が空き家解体の助成金を行っている場合でも、このような細かい条件を満たしていないと、助成はしてもらえない、ということですね。
条件は自治体によっても微妙に違いますので、まずは自分の空き家がある自治体で解体費用の助成をやってるかどうかを調べ、そこで条件を満たしてるかどうか確認しつつ、相談、申請してみるとよいでしょう。

 

助成金が出るのは、解体が終わった「あと」

 

一般的な助成金をもらっての古家の解体についての流れとしては、助成金の申請をし、認められた場合は解体業者に依頼して実際に解体を行い、いったんかかった費用を自費で払っておく必要があるようです。
そのうえで、領収書を自治体に確認してもらうことで、その中の規定の割合の金額を後から助成金としてもどしてもらう、という流れですので、予算がかつかつで解体を進めるのはまずいでしょうね。

 

あらかじめ解体の予算を把握しておき、助成金と関係なく費用は立て替えられるように準備はしておかなければなりません。

 

【まとめ】自身の自治体で助成金があるなら、ぜひ活用を!

 

古家の解体に関しての助成金は、自治体、市区町村単位で組まれた予算のひとつです。
ですので地域によっては、残念ながら行っていないところもあるんですね。
また助成金が出る自治体でも、募集期間が限られており、上限に達すると締め切られてしまいますので、こまめに情報をチェックしてしっかり活用してくださいね。

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